太陽に輝く君 -夢空-


近くで投球練習をしていた
隼翔。
その相手をしていた大輝。
2人に向かって

「大輝兄~っはやくん」

と呼びまくる心くん。


その声に気付いて
こっちを向いて大輝と
隼翔が少し笑みをこぼす。

そしてこっちに来てくれた。


「がんばってね」

と心くんと陸の2人から
声援をまともに受けて
大輝と隼翔は少し
照れてたけど,

「ありがとう」


と優しく言葉を返した。


ふと隼翔と目があう。


「お守りありがと」


それだけ呟いて
また練習に戻っていった。




最後にあった日,
まともに渡すのが恥ずかしくて

隼翔の部屋に
手紙と一緒に
お守りを置いてきた。


”隼翔らしくね”

それだけ書いてお守りを
上に置いてきた。


気付いてくれたんだ…。


よかった。
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