太陽に輝く君 -夢空-
「そこの5人~大輝ママが呼んでる!!
下で準備できたんだって」
菜緒からの言葉に
5人が立ち上がり
順々に下へ降りていく。
階段の途中らへんから
BBQのいいにおいが漂う。
「「いただきま~す」」
なんて挨拶をして、
それぞれが箸を持つ。
乗せられていく具材はすぐに
なくなり、
あたしはなれない
早食い競争についていけずにいた。
「はい、これ」
そう言って隼翔が
あたしに差し出した焼きそば。
「いいの?」
「とれねえんだろ?
あいつらもあいつらだよな」
「ありがとう」
ここにきてもやっぱり
大輝と菜緒は2人の世界。
そして蓮・悠・陽吾は
3人で大食い競争とやらを
はじめた。
そんな光景を隼翔と見ながら
あたしたちは笑いあった。