太陽に輝く君 -夢空-
「母さん気づいてたのかよ」
あたしの前に座った和。
いつの間にか3人での
ひっそりとした
隼翔についての会議開始。
「なんかあったの?
真帆ちゃん…」
優しくあたしを包む
ママのまなざしに、
また涙があふれる。
こうしてあたしを
支えてくれる人が
ちゃんといてくれる。
隼翔だけじゃなくて。
陽吾に悠、蓮、
菜緒、大輝。
和やママ。
支えられてるんだ。
「いろいろわからなくなって。
隼翔にとって、
あたしがどんな存在なのか」
「それ、兄貴も言ってた」
静かに聞いてた和が
口を開いた。
「どういうこと?」
あたしが口に出すより先に
ママが和に聞く。