太陽に輝く君 -夢空-



「おやすみなさいっ」


「お休みね」



優しいママ。


階段を上るのも隼翔に
支えられながら…。


「そんなに眠い…?」


階段の途中で隼翔に
笑われてしまった。



「いっぱい泣いちゃったから
まぶたが重いの」


そんなことを言ったあたしに


「あ〜そうっ」


ちょっと知らんぷりして
隼翔はあたしの肩を
抱きながら支えて
部屋まで連れてきてくれた。




「こっちな」


そうしてあたしをベッドに
促すと隼翔の右側へ。


左腕として活躍する隼翔。
さすがに腕枕は右腕。
やっぱり左腕は大切だから。
< 166 / 231 >

この作品をシェア

pagetop