太陽に輝く君 -夢空-



「明日どこ行きたい?」



全く考えてなかった…。

きっと二人で一緒に
出掛けるなんて隼翔が
高校野球をしてる間は
もう数えるくらいしかない。



「隼翔は…?」


「ん〜」


「あっ!!
プロ野球見に行こうよ」


「は〜?全く女の子らしさが
ないこと…」


「悪い〜?」


「別に。
久しぶりだなプロ野球…
行くか。じゃあ明日の
チケット、予約しとく。
朝はどっか買い物行くか」


なんだかんだ言って
やっぱり野球が好きみたい。


「やったね」


嬉しがるあたしを見て


「早く寝ろ」

なんて言う隼翔…


言葉は冷たいというか。
なんていうか…。

でもあたしの背中を
さすりながら眠りに
連れてってくれた。
< 167 / 231 >

この作品をシェア

pagetop