太陽に輝く君 -夢空-
「甲子園すごかったです!
握手してくださいよ」
多分3人組はあたしたちと
変わらないくらいの歳。
はきはきと話している
女の子のほかの2人は
隼翔にばれないようにか
なんとなくあたしを
睨みつけてる。
そんな状態に気づいて
いないだろう隼翔。
「あたしも〜」
結局3人とも握手を
してから消えていった。
別に睨まれようが
よかった。
………
女の嫌らしさが
態度だけでは終わらない。
隼翔に積極的に話していた
女の子のひとりが
あたしたちと離れたときに
「なに〜彼女いるんじゃん。
最悪だし」
ってわざとあたしたちに
聞こえるように言った。