太陽に輝く君 -夢空-
お店の人は丁寧にあたしに説明しながらたくさんのグローブを紹介してくれた。
白いグローブを注文。
言葉はあとでも入れてもらえると聞いて隼翔の好きな言葉を入れてもらえばいいと思って何もいれてもらわなかった。
さすがにグローブだけじゃ…
と思い、タオルを2枚。
高校生にはアクセサリーとかがいいのかもしれないけどどうしても試合中に身につけるものがよくて野球グッズにした。
「ありがと」
「文字はまた入れてね」
「うん。手紙も?」
隼翔に手紙も入れた。
短いけど初めての手紙。
丁寧に書き上げた。
「一人のときに読んで」
「ん。俺も、これ」
中をみて嬉しそうに笑いながら
あたしにも箱を差し出した。