太陽に輝く君 -夢空-
次の日、朝起きると隣には
まだ寝ている陸。
でも隼翔はいない……
らしくて笑えちゃう。
「…ん、おはよ。真帆ちゃん」
目を擦りながら陸があたしに
挨拶してくれる。
「おはよ、陸」
すると陸は辺りを見渡して
「ん?はやくんはいないの?」
「はやくんはね〜、野球の
ために一生懸命朝から走って
練習してるんだよ」
「へ〜、やっぱりはやくんはすごいんだね」
「うんっ陸の最高のお兄ちゃんだねっ」
「そうだよっ!!」
陸は微笑んであたしの手をとり
下へ一緒に行った。