太陽に輝く君 -夢空-
「真帆ちゃん…」
下に降りて行くとママが
あたしを見つめてそう言う。
「ママ、おはよっ」
陸はママにそう言うと、
ご飯を食べ始めた。
「ちょっと…」
ママに言われてキッチンに
入っていった。
「あのね、
昨日聞こえちゃって。
陸の様子見に行こうと
思って隼翔の部屋に行ったら
真帆ちゃんの話が…」
ママに聞こえてたんだ…。
でも全然大丈夫だよね。
「真帆ちゃんはここの家の
娘同然なんだから、
何かあったらあたしたちを
頼りなさい」
いつもの優しい目とは違って
真剣なまなざしで
ママはあたしを見つめた。