太陽に輝く君 -夢空-




「真帆ちゃん…」


下に降りて行くとママが
あたしを見つめてそう言う。


「ママ、おはよっ」


陸はママにそう言うと、
ご飯を食べ始めた。



「ちょっと…」


ママに言われてキッチンに
入っていった。




「あのね、
昨日聞こえちゃって。
陸の様子見に行こうと
思って隼翔の部屋に行ったら
真帆ちゃんの話が…」


ママに聞こえてたんだ…。


でも全然大丈夫だよね。


「真帆ちゃんはここの家の
娘同然なんだから、
何かあったらあたしたちを
頼りなさい」


いつもの優しい目とは違って
真剣なまなざしで
ママはあたしを見つめた。




< 227 / 231 >

この作品をシェア

pagetop