太陽に輝く君 -夢空-
「ただいま」
という隼翔の声が聞こえたのは
隼翔が家を出てってから
30分くらいしたとき。
「お兄の彼女ー?」
とリビングに入ってくるなり
言ってきたのはかず。
「俺はかずで,
なんて呼べばいいの?」
というかずに,
隼翔から少しだけ
あたしの紹介があった。
そしたらすぐ,
「お兄と同じ年なの?」
なんて叫ばれた。
あたしは相当おさなく
見えてたらしい。
「てっきり俺くらいだと…
ごめんね」
って言ったかずはやっぱり
あたしよりおさなく見えた。
そのあと,
隼翔のママ,かず,陸,魁くん
隼翔とご飯を食べた。
ごちそうさまをした後,
皿洗いを手伝って
「上行くか」
って言った隼翔の後を追って
さっき行った隼翔の部屋へ
2人で入った。