太陽に輝く君 -夢空-


隼翔の部屋に入ってすぐ
時計を見たら7時だった。


「今日はありがとうね」


部屋に入って,ベッドに座った
隼翔の隣に座らされてから
隼翔にお礼を言った。


「こっちこそな」


そう言って隼翔はあたしを
自分の方へぐいっと
引き寄せてみせた。


「初めて会ったときは
隼翔がこんな恋愛に
積極的とか思わなかった」


「俺もこんなにイチャついてる
自分が可笑しくて」


「いつもクールなのにね」


「ふっ」


クールさを取り戻したかのように
静かに笑った隼翔を見ると
手をあたしの頭に置いて
クシャクシャっとしてくれた。
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