太陽に輝く君 -夢空-



「おじゃましま~す」

前と違って緊張もなく,
隼翔の家に入ると


「真帆ちゃんだあ~」


そんな風に陸が
歓迎してくれた。


リビングに顔を見せて
ママと少し話した後,
隼翔の部屋に向かった。


「今日,菜緒の家じゃなくって
ここ泊まってけば?」


「…はっ?」


部屋に入るなりそう言われ
驚きを隠せないあたし。

今日は,菜緒の家に泊まる
ってお母さんに伝えてある。


「嫌ならええけど」


「…嫌じゃないよ」


「なら決まりな」


初めてのお泊まりは
あっさりと決定した。


決まると隼翔は
ママに階段の上から叫んでた。
そしたらママはすんなり
OKサインを出してくれた。
< 68 / 231 >

この作品をシェア

pagetop