太陽に輝く君 -夢空-
「おじゃましま~す」
前と違って緊張もなく,
隼翔の家に入ると
「真帆ちゃんだあ~」
そんな風に陸が
歓迎してくれた。
リビングに顔を見せて
ママと少し話した後,
隼翔の部屋に向かった。
「今日,菜緒の家じゃなくって
ここ泊まってけば?」
「…はっ?」
部屋に入るなりそう言われ
驚きを隠せないあたし。
今日は,菜緒の家に泊まる
ってお母さんに伝えてある。
「嫌ならええけど」
「…嫌じゃないよ」
「なら決まりな」
初めてのお泊まりは
あっさりと決定した。
決まると隼翔は
ママに階段の上から叫んでた。
そしたらママはすんなり
OKサインを出してくれた。