It loves indefinitely.
『ごめん、…最低、やな』
「何…が?」
『優姫ちゃんの一番傍に居ったんは俺や。彼女やから健康んことも人一倍目光らせとった。なのに』
なのに、と小さい声で呟いた桜井は、ふらりと倒れるように優姫のベッドに座り込んだ。
「桜井っ」
『何で気づかんかったんや、俺…!』
誰も悪くないなんてのは、きっと桜井も分かってる。
優姫の近くに居ったんは、俺だって同じ。
けど、それでも桜井は自分を責め続けた。
暗くて長い夜は、いつまでも続くように感じられた。