Slow Magic ―俺を変えてくれた人―
「あ~!ひどいよ!!」
本気で怒ってる美亜。
そんなに怒るなら・・・・・・
「ほらよ!」
俺は口の中のトマトを半分・・・・・・
美亜の口へと。
「これでいいだろ?」
トマトみたいに真っ赤になった美亜。
ちょっといじめ過ぎた?
刺激強すぎた?
急に無口になって、もぐもぐと真剣にトマトを食べていた。
俺は、自分が食べる手を止め、ただ美亜の表情を見て楽しんでいた。
美亜・・・・・・
顔がどんどん赤くなっていく。