記憶 ―夢幻の森―


手を繋ぐ事は、
彼女にとっては自然で。

恥ずかしいだとか、
照れくさいだとか、
言っている場合ではない。

でも、
なんだか、くすぐったいな…。



彼女の手の温もりは、
笑顔と同様に、

安らいで。
嬉しくて。


ずっと、
消えないでくれ、と

願う、ばかり……


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