僕と君との境界線【BL】



「キミの事、なんて呼べばいい?」


「ん?」



桃井に校内を案内し終わった頃、ちょうど昼ご飯の時間に差し掛かっていた。


授業が始まる、ほんの数分しかない休み時間を利用して、学校全体を案内するまで、結構な体力を使った。



おかげで、今日の昼ご飯は、焼きそばパン、あんぱん、から揚げ弁当、この三種類で失ったエネルギーを取り戻さなくてはならない。




たまたま、屋上に先客がいなかったため、桃井と僕と――、あと、一応、橘とみっちゃんとの4人で昼食を取ることにした。




そんな時、桃井がようやく、僕に名前を聞いてきたのだ。


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