【短編】HAPPY★VALENTINE
馬乗りになったままドキッとするような目でまっすぐに見てくる。
まあ、本人はあんまり見えてないだろうけど……
「どうかしたの。突然……」
「俺、向こうにいても、ずっとお前のこと忘れられないんだ……
いつも電話する時間がすごく待ち遠しくて……。
でも、俺うまく気持ちとか伝えらんねえから、だから今日来た。」
顔を赤くしながら必死に思いを伝える優輝をただ黙って見続ける。