【短編】HAPPY★VALENTINE



「……寒い。」





またっ!?



てか背高すぎ……目の前にたたれると、何にも見えないんだけど……。


「とりあえず、上がって?」


「あ、うん……さんきゅ。」




走ってきてくれたのか、鼻は真っ赤で、息も少し切れていた。







「ごめん。講義が思ってたより長引いた。」




そっか……でも、よかった。

会いに来てくれた。






「講義お疲れさま。
わざわざ来てくれてありがとっ。」



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