【短編】HAPPY★VALENTINE
「そういえば今日メガネしてないけどコンタクト?」
「おぉ……なんか変?」
全然ですっ!!
しかも、髪の毛はいつも以上に意識してくれたみたいで、しっかりとセットされていた。
「なんか別人みたい。
横にモデルが立ってるかんじ。」
そうか……?そう呟きながら、目元に触れようとした優輝は、メガネをかけていないことに気づいて、髪の毛をグシャッと包む。
焦げ茶色に染めている優輝の髪の毛は、部屋の照明で透き通っていた。