【短編】HAPPY★VALENTINE
「わざわざ遠くまで探してくれたの?」
「ブッ!!……ケホッケホッ……あのなぁ……////」
優輝はさっき出したブラックコーヒーを吹き出して苦々しい顔をした。
「普通、そんなこと聞かねーだろ。
お前鈍いと思ったのに、変なとこで鋭いな………」
「だって、今日休みって言ってたじゃん。
それに普段時間に厳しい優輝が遅れるなん「だーかーらー!!あんまし、べらべらしゃべんなって。」
口を塞がれて、思わず指輪を落としそうになる。
「そうだよ。
その指輪を探してて遅くなった。
心配かけて悪かったな。」