君と過ごせる最期まで
…いる。
なにがって、アイツが。
…稔が。
「え…なんで…」
あたしの驚く顔に彼はケラケラと爆笑している。
『…ブッ。その顔、ウケるんですけど!』
…相変わらず、ムカつくんですけど。
…って、あぁ…そうじゃなくて。
確かに、あたしは病院で稔の死を確認、したはず…。
なのに何故、
稔がそこにいる。
しかも、あたしのベットの上で偉そうに胡座をかいて。
…夢、だったのか…?
…夢?
「…夢オチかよっ!!」
『なにが?!』
いきなり、そう大声で突っ込むあたしに稔が素早く突っ込み返し。