君と過ごせる最期まで



「稔!笑いすぎ!」



『…わ、わりぃ。…………ブハッ!』



あたしの先程の声&顔が余程ツボにハマったらしい。



「笑うな!」



『…む、無理…』



稔は、体を震わせ懸命に笑っていた。



それにつられてか、自然と笑みが零れてくる。



…なんか、いいなぁ。



この雰囲気。



…稔と笑い合えるこの雰囲気、大好きだなぁ…。



なんて、ベタなこと思ってみたりしてね(笑)











2人で笑い合ってたついさっき。



あたしにちょっとした疑問が思い浮かぶ。



…それは、



「…あたし、霊感ないよ?」



そう。



あたしは霊感が全くと言って良いほどないのだ。



見たこともなければ、勿論、感じたこともない。



< 27 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop