君と過ごせる最期まで
に。
稔の葬儀、告別式も終え今日は久しぶりの学校。
稔(幽霊)が表れて、5日目の朝だ。
今日もあたしは、
『起きれぇぇぇッ!!』
稔のバカデカい、デカすぎる叫び声で最悪な朝を迎える。
今日の(今日も)寝起きの気分は最悪だ。
「…稔くん?毎朝…毎朝、なんだっていうのかな?」
『だって、俺の声誰にも聞かれないし』
どうやら彼は、腹の底から最大限に叫ぶことが夢だったらしい。
まぁ…毎朝、聞いてるんで、知ってますが。
「だからって…3回もやったら…少しはあたしに遠慮しようとか『思わねぇ』…ふざけんな」
おかげでこっちは、毎朝、気分悪くて仕方ないんだよ!!