君と過ごせる最期まで



『詩歌!!』



…?!



「ぅへっ?!」



ドンっ



急に頭に激痛が走る。



あたしがそれに目をパチパチさせていると、稔が呆れたように溜め息をついていた。



「な、なに…?」



『…それはこっちの台詞。なに、ボーっとしてんだよ』



激痛が走る頭を両手で押さえながら、前を見てみるとそこにはガソリンスタンドの値段が書いている看板。



ガソリンスタンドで働いている人が、チラチラとこちらの様子を伺っている。



「恥ずかし…」



『本当、恥ずかしい奴だよな』



「うるさい!」



大丈夫?とか心配する言葉は出ないのか!



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