【実話】親愛なる幸せへの回り道



そして
二人の間に沈黙が流れた。



『ごめん…

言い過ぎた…』



ふいに

菜々子が謝った。





『ううん…私が…』






…菜々子の言っていることは

最もだ。






自分でもよく分かってる。






…そうだよね。



前に進まなきゃいけない。



幸、

あなたが先に進んでいるように。







『よしっ。

…服選び、


付き合ってくれる?』






『…もちろん!』




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