【実話】親愛なる幸せへの回り道
遊園地は日曜日なのにも
関わらず、
がらんとしていた。
私と陵は
次々と乗り物に乗った。
ジェットコースターも
目を瞑っている彼の横で
思いっきり楽しんだ。
…そして
問題になってくるのが…
『真里??
そろそろ入ろうか笑』
やっぱり約束を忘れていない陵。
私は手をひかれて
半ば強制的に
お化け屋敷に連れていかれた。
そしてその途中。
゙…ん…?あれって…!!?゙
幸にそっくりな人を
見かけた。
横顔だけだったけど。
…やっぱり隣には
綺麗な女の人がいて。
…今はもう悲しくないと
言ったら嘘になるけど…
今を楽しみたいという
気持ちの方が悲しみを上回った。