【実話】親愛なる幸せへの回り道
THIS IS REAL
…幸が
幼かった私を
好きでいてくれたなんて。
…理解できなかった。
嬉しくて。
嬉しくて。
この気持ちを
どう表現すればいいか
わからなかった。
『…じゃあ…』
゙…今、
幸は私のこと
好きでいてくれてるんだよね?゙
そう続けようとしたとき。
やはり越えられない壁が
立ちはだかったんだ。
『…でもごめん。
今の俺には、
守るって決めた人がいるから。』
…やっぱり
諦めておいた方が
よかったのかな。
この3年という長い年月が。
すごく
すごく
とてつもなく憎らしかった。