【実話】親愛なる幸せへの回り道




『そんな私のこと、

幸も愛してくれてるって

思ってた。


でもたまにね、

彼は急に奥の部屋に

こもって何かしてたの。

何をしているのか

ずっと気になってたわ。


でもそれを見ることで、

私たちの関係が崩れたら。

そう思うと怖くて見れなかった。』




『…』




『でもある日。

彼が会社に出かけたときに、

どうしてかその部屋に

足が動いていたの。

もう心を決めて見たわ。

そこになにがあったと思う??』




『…』







『…アルバムだったの。』




『…えっ??』



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