【実話】親愛なる幸せへの回り道
『…ただのアルバム。
その1冊が壁に
立掛けられてたわ。
中を見たらスキーの写真だった。』
『…!!』
『…よく見るとね。
絶対にある女の子が
全ての写真にうつってるの。
誰かは分からなかったわ。
でもこの前…
あなたに会ったときに
分かった…って言えば
分かるかしら。』
『まさか…』
『そう。そのまさかよ。
あなただったの。
あなたを見たとき
すぐに分かったわ。
そして幸があなたに
特別な思いをよせてることも
分かった。』
『…』