【実話】親愛なる幸せへの回り道


『…ただのアルバム。

その1冊が壁に

立掛けられてたわ。

中を見たらスキーの写真だった。』



『…!!』





『…よく見るとね。

絶対にある女の子が

全ての写真にうつってるの。

誰かは分からなかったわ。

でもこの前…

あなたに会ったときに

分かった…って言えば

分かるかしら。』




『まさか…』




『そう。そのまさかよ。

あなただったの。

あなたを見たとき

すぐに分かったわ。


そして幸があなたに

特別な思いをよせてることも

分かった。』





『…』




< 233 / 245 >

この作品をシェア

pagetop