【実話】親愛なる幸せへの回り道
その劇とは
コーチ達が独自に考えた
お姫様と王子様のお話だった。
そしてその王子様は…
…幸だった。
赤いマントに
王冠をかぶっていて、
ちょっとかっこつけすぎ
だったけど
やっぱりすごくかっこよかった。
友達が
私の様子を伺ってぃるよう
だったけど、
私は
一心不乱に
幸の姿をじっと見つめた。
またも目が合い、
幸が微笑んだ。
…今度は気のせいじゃない。
絶対に
微笑んで
くれたんだ。