【実話】親愛なる幸せへの回り道


学校帰りに

塾に菜々子と行ったときのこと。



その塾は

イケメンが多く、

女子の間では

授業中の彼女たちの視線で、

誰が誰を狙っているのかが

分かるくらいだった。





そんな中にももちろん

私の心に響くような人は

いなかった。






…でも菜々子は

想っている人がいるらしかった。



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