冥王の花嫁

『べ、べつに何でもないですよ!?ハデス様が最近げ‥‥‥ウグッッ』

“元気が無いから”と言おうとした所を、今度はミノスに邪魔されてしまう


「‥‥げ?」


『この者の事はお気になさらずに・・・そんな事より、早く執務室へ参りましょう。一通り資料へ目を通した方がよろしいのでは・・・?』


ハデスにけどられぬ用、話題を仕事へと振る。


「お前に言われなくとも分かっている。それに人に注意をする前に、お前も真面目に仕事をすればどうだ?」


深く追求はされなかったが、大分苛ついているようだ。
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