思い出の味

なにかすごく嫌な感じがする。

その部屋のドアを開けないで。
お願い!!


開かれたドアの向こう。
遠足の話を聞いてくれるはずだったその人たちがいた。
ベットの上で布団をかけて眠っているようにも見える。
ただ一つ、顔にかかっている白い布をのぞけば。
< 4 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop