天に祈って
恥ずかしかった初めての二人の帰り道


手袋を片方無くしたから

そんな分かりやすいウソで

手を繋いだ君


今でも覚えてる

握るたびに震え
汗が出ていたのも



それは俺も同じだったかな?


交わした言葉は少なかった


『寒いね…』

『うん…』


30分間でした会話がこれだけ…


この時君はなにを想っていたのかな?


それは今ではもう分からないのだろうな…




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