狼さんの好きな人
ようこそバスケ部へ
私の名前は、月島 ひより(ツキシマ ヒヨリ)15歳。
この春、高校に入学しました。
「おーい、ひより。行くぞ。」
中型のバイクにまたがり、玄関先で私を待っているこの人は私のお兄ちゃん。
月島 郁斗(ツキシマ イクト)17歳。
私と同じ高校の三年生で生徒会長&バスケ部キャプテン。
あと、もう一つの顔が…
「「郁斗さん、おはようございます!!」」
バイクに乗った数十人の男の人達が、お兄ちゃんに挨拶をしていた。
怖いよ…
いかにも、不良って感じがするよ…
「おう。お前達、近所迷惑だから先に行け。」
「「はいッ!!」」
「暴走すんなよ〜ッ!!俺が後で怒られるんだから!!あと、サボるなよ!!」
「「はいッ、失礼します!!」」
番長なんてものをやってたりする。
生徒会長と番長とバスケ部キャプテンの掛け持ちって…。
ウチの高校って、どんだけ人手不足なんだよ…。
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この春、高校に入学しました。
「おーい、ひより。行くぞ。」
中型のバイクにまたがり、玄関先で私を待っているこの人は私のお兄ちゃん。
月島 郁斗(ツキシマ イクト)17歳。
私と同じ高校の三年生で生徒会長&バスケ部キャプテン。
あと、もう一つの顔が…
「「郁斗さん、おはようございます!!」」
バイクに乗った数十人の男の人達が、お兄ちゃんに挨拶をしていた。
怖いよ…
いかにも、不良って感じがするよ…
「おう。お前達、近所迷惑だから先に行け。」
「「はいッ!!」」
「暴走すんなよ〜ッ!!俺が後で怒られるんだから!!あと、サボるなよ!!」
「「はいッ、失礼します!!」」
番長なんてものをやってたりする。
生徒会長と番長とバスケ部キャプテンの掛け持ちって…。
ウチの高校って、どんだけ人手不足なんだよ…。
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