狼さんの好きな人
「ひよりちゃん…、死にそうなくらいダメージくらったけど、まだ死んでないから…」


「昨日からダメージくらいっぱなしですね…。しかも、しぶとく生きてるし…。」


「そんな嫌そうな顔しないでよ…。しかも、しぶとく生きてるって酷くない?でも…、そんなひよりちゃんに萌え…。」


だから、萌えって何ですか!!


「雅人。いい加減、ひよりから離れろよ。」


モジャ男がピンキー先輩の顔を睨み付けながら言っていた。


「別にいいじゃん。減るもんじゃないし。ところで、隣の綺麗なお嬢さんはどなた?」


ピンキー先輩が咲ちゃんをマジマジと見ながら聞いてきた。


「あ、私の幼なじみで相沢 咲ちゃんです。」


「俺、バスケ部の副キャプしてる相川 雅人。よろしくね。」


ピンキー先輩の笑顔…


ちょー眩しい…


「よろしくお願いします。」


咲ちゃんの笑顔も…


眩しい…


ていうか、神々しい…


「ヤバ…。俺…、咲ちゃんに惚れた…」


………はぃッ!?


お兄ちゃんとモジャ男と私は、目を点にしてピンキー先輩を見た。


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