狼さんの好きな人

「彼女の下着が見えているのに、それをあえて見ない男の方が不健全だろ。」


「もういいから、早くあっちに行って下さい!!皆が来ちゃう!!」


「じゃあ、あっちを見てるからその間に着替えろよ。」


…………。


「わかりました。見ないで下さいよ？」


「わかったよ。」


ﾓｼﾞｬ男が、見ていない事を確認すると急いでﾌﾞﾗｳｽを脱いでTｼｬﾂを着た。


「枢、いいですよ。」


「お前、痩せてんな。きちんと、飯食ってんのか？」


「は？」


「お前、細すぎ。胸は、成長してんのか？飯食わねぇと成長するもんもしねぇぞ？ま、胸は俺が成長させればいいか…。」


「な、何言って…。ﾊｯ!!もしかして、着替え見てたんじゃ…」


「ん。見てた。」


見てたじゃねーよ!!!!


「見ないでって言ったじゃないですか!!」


「だって、この状況で見るなってこと事態無理だろ。俺、我慢するの嫌いだから。」


「少しは、我慢して下さいよ。子供じゃないんだから…。」


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