狼さんの好きな人
練習の準備をしていると、皆がゾロゾロと体育館へ入ってきた。
「ひよりちゃーん!!」
ん?
振り返ると、おもいっきり抱き締められた。
…………。
「ピンキー先輩…」
「いつ見ても可愛いなぁ。会いたかったよ、ハニー。」
ハニーって…
「何言ってるんですか。昼休みに会ったばかりじゃないですか。それに、こんなことばかりしてると咲ちゃんに嫌われますよ?」
「ひよりちゃん、聞いてよ!!」
今度は、なんだよ…
「どうかしたんですか?」
「俺さぁ…、ひよりちゃんには気軽に抱き締めたりできるんだけど…、咲ちゃんにはできないんだよねぇ…」
「は?」
「咲ちゃんのこと、好きすぎて気軽に抱き締めたりできないんだよ。真っ先に嫌われたらって思っちゃってさ。緊張しちゃうわけよ。」
…………。
「気軽に抱き締められる私って何なんですか?」
.
「ひよりちゃーん!!」
ん?
振り返ると、おもいっきり抱き締められた。
…………。
「ピンキー先輩…」
「いつ見ても可愛いなぁ。会いたかったよ、ハニー。」
ハニーって…
「何言ってるんですか。昼休みに会ったばかりじゃないですか。それに、こんなことばかりしてると咲ちゃんに嫌われますよ?」
「ひよりちゃん、聞いてよ!!」
今度は、なんだよ…
「どうかしたんですか?」
「俺さぁ…、ひよりちゃんには気軽に抱き締めたりできるんだけど…、咲ちゃんにはできないんだよねぇ…」
「は?」
「咲ちゃんのこと、好きすぎて気軽に抱き締めたりできないんだよ。真っ先に嫌われたらって思っちゃってさ。緊張しちゃうわけよ。」
…………。
「気軽に抱き締められる私って何なんですか?」
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