狼さんの好きな人
「何だよ、怪しいって…」
「うちのパパ、医大の教授みたいですけど…。本当に教授なんですかね?そんなに凄い人のように思えないんですけど。土日は、家にいるし平日はたまに遅い時があるくらいで…。ほら、お医者さんって寝れないくらい忙しいって言うじゃないですか…。」
「………。娘に疑われちゃおしまいだよな…。とりあえず、食え。はい、あーん…」
モジャ男、どしてもあーんって言うんだ…
でも、冷静に考えたら…
何だか可愛い…
あの、液体窒素があーんって言うんだよ?
こんな、モジャ男の姿を私だけが知ってると思ったら何だか嬉しい。
「オイッ、早く食え。何、にやけてんだよ?」
「いえ、別に…。ちょっと嬉しかっただけです。」
「は?何が?」
「他の人が知らない枢の姿を私だけが知ってると思ったら嬉しかったんです。」
.
「うちのパパ、医大の教授みたいですけど…。本当に教授なんですかね?そんなに凄い人のように思えないんですけど。土日は、家にいるし平日はたまに遅い時があるくらいで…。ほら、お医者さんって寝れないくらい忙しいって言うじゃないですか…。」
「………。娘に疑われちゃおしまいだよな…。とりあえず、食え。はい、あーん…」
モジャ男、どしてもあーんって言うんだ…
でも、冷静に考えたら…
何だか可愛い…
あの、液体窒素があーんって言うんだよ?
こんな、モジャ男の姿を私だけが知ってると思ったら何だか嬉しい。
「オイッ、早く食え。何、にやけてんだよ?」
「いえ、別に…。ちょっと嬉しかっただけです。」
「は?何が?」
「他の人が知らない枢の姿を私だけが知ってると思ったら嬉しかったんです。」
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