狼さんの好きな人
「お兄ちゃん、本当に番長なんかやってるんだ…」
「うん。前の番長に腹が立ってボコボコにしたら、俺が番長になってしまった。もう番長歴二年だぞ?」
と、いうことは…
一年の時に前の番長を倒したのか…。
「昔からケンカが強いからねぇ…」
小さい頃、近所の男の子にいじめられてるところをお兄ちゃんによく助けてもらっていたもんなぁ。
お兄ちゃんのバイクにまたがると、「しっかり掴まってろよ。」と言ってバイクを走らせた。
学校に着くと、お兄ちゃんは人気者だった。
特に、男の人から…。
「「郁斗さん!!おはようございます!!」」
「おうッ、おはよー」
お兄ちゃんとすれ違う度に、挨拶されていた。
「人気者だねぇ…」
「そうか?あ。お前、部活決めたか?」
「まだ。ていうか、帰宅部がいい…」
「ダメ。お前、男バス(男子バスケ)のマネージャーになれ。」
へ…?
.
「うん。前の番長に腹が立ってボコボコにしたら、俺が番長になってしまった。もう番長歴二年だぞ?」
と、いうことは…
一年の時に前の番長を倒したのか…。
「昔からケンカが強いからねぇ…」
小さい頃、近所の男の子にいじめられてるところをお兄ちゃんによく助けてもらっていたもんなぁ。
お兄ちゃんのバイクにまたがると、「しっかり掴まってろよ。」と言ってバイクを走らせた。
学校に着くと、お兄ちゃんは人気者だった。
特に、男の人から…。
「「郁斗さん!!おはようございます!!」」
「おうッ、おはよー」
お兄ちゃんとすれ違う度に、挨拶されていた。
「人気者だねぇ…」
「そうか?あ。お前、部活決めたか?」
「まだ。ていうか、帰宅部がいい…」
「ダメ。お前、男バス(男子バスケ)のマネージャーになれ。」
へ…?
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