狼さんの好きな人
「な、何言って…」


「冗談…」


…………。


なんだ、からかわれたダケか…。


「じゃないぞ。本気。」


へ…?


「はぃ?」


モジャ男は、不適な笑みを浮かべて百均のお店の中に入った…。


冗談なのか?


冗談じゃないのか?


どっちなんだよぉぉぉ!!!!


とりあえず、早く買いにいこう…。


中に入ると、モジャ男がカゴを持って待っててくれていた。


「遅い。」


「すみません。」


ここでも怒られる私って一体…。


それにしても、ここの百均って広いなぁ…。


モジャ男の後ろをトコトコとついていきながら、ふと横を見ると文具売り場が目に入った。


あ、ノート買わなきゃいけなかったんだ…。


ついでに買っちゃお。


ふらふらと文具売り場に向かい、じゆうちょうを手に取った。


一冊で足りるかな?


どうかな?


そんなことを考えていると…


ヤツが来た…


.
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