狼さんの好きな人
「そうなんですか!?知らなかった…。じゃあ、私とも会ったことがあるんですか?」
「一度だけな…。郁斗とはよく遊んでたけど。」
「そうなんだ…。でも、覚えてないです…。」
「だろうな…。さ、ドラッグストアに行くぞ。隣だから。」
「はい。」
モジャ男は、買い物袋を持つと私の手を繋いで隣にあるドラッグストアに入った。
「あの…、いい加減手を離して下さい。」
「やだ。」
やだって子供ですか!!
モジャ男のくせに!!
「これじゃあ、カップルみたいじゃないですか。」
「だな。」
…………。
「あの…、先輩って彼女いないんですか?」
「いるよ。」
なんだ、いるじゃん。
「こんなことしてたら、彼女に浮気されてると…」
「ここに。」
「へ…?どこ…?」
辺りをキョロキョロと見渡しても、私達しかいない。
すると、
モジャ男は…
「お前だよ。」
そう言って顔を近付けてきた。
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「一度だけな…。郁斗とはよく遊んでたけど。」
「そうなんだ…。でも、覚えてないです…。」
「だろうな…。さ、ドラッグストアに行くぞ。隣だから。」
「はい。」
モジャ男は、買い物袋を持つと私の手を繋いで隣にあるドラッグストアに入った。
「あの…、いい加減手を離して下さい。」
「やだ。」
やだって子供ですか!!
モジャ男のくせに!!
「これじゃあ、カップルみたいじゃないですか。」
「だな。」
…………。
「あの…、先輩って彼女いないんですか?」
「いるよ。」
なんだ、いるじゃん。
「こんなことしてたら、彼女に浮気されてると…」
「ここに。」
「へ…?どこ…?」
辺りをキョロキョロと見渡しても、私達しかいない。
すると、
モジャ男は…
「お前だよ。」
そう言って顔を近付けてきた。
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