狼さんの好きな人
「そ、そうなの?」
「うん、そう。アイツ、年下のクセに俺のこと呼び捨てで呼ぶだろ?それで、同学年の男から反感かってさ、ケンカを売られたらしいんだ。」
「それで?」
「何回もケンカするのは、めんどくさいからってまとめてケンカを買ったらしいんだ。」
どんだけめんどくさがりなんだよ…
モジャ男…
「それで?」
「俺も手伝おうかって言ったら、一人で十分って言うからいつでも出ていけるように隠れて見てたんだよ。そしたら、30人を相手に一人でケンカしてた。ボコボコにしてたぞ、アイツ…。」
「そんな隠し芸を持ってたんだね…」
モジャ男め…
「だから、きっとアイツ俺より強いぞ?」
「そうなんだ…。」
「じゃ、俺…風呂入るから。」
「あ、うん。」
部屋に向かって歩き出すと、いきなりお兄ちゃんに後ろから抱き締められた。
「ひより、シャンプーのいい匂いがする…」
「抱きつくな!!変態め。」
.
「うん、そう。アイツ、年下のクセに俺のこと呼び捨てで呼ぶだろ?それで、同学年の男から反感かってさ、ケンカを売られたらしいんだ。」
「それで?」
「何回もケンカするのは、めんどくさいからってまとめてケンカを買ったらしいんだ。」
どんだけめんどくさがりなんだよ…
モジャ男…
「それで?」
「俺も手伝おうかって言ったら、一人で十分って言うからいつでも出ていけるように隠れて見てたんだよ。そしたら、30人を相手に一人でケンカしてた。ボコボコにしてたぞ、アイツ…。」
「そんな隠し芸を持ってたんだね…」
モジャ男め…
「だから、きっとアイツ俺より強いぞ?」
「そうなんだ…。」
「じゃ、俺…風呂入るから。」
「あ、うん。」
部屋に向かって歩き出すと、いきなりお兄ちゃんに後ろから抱き締められた。
「ひより、シャンプーのいい匂いがする…」
「抱きつくな!!変態め。」
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