狼さんの好きな人
「やっぱり隠れファンいるじゃないですか。」


「やっぱりそうなのかな?これでエロ本生活とはおさらばだな。誰か俺の彼女になってくれないかなぁ?」


ピンキー先輩の瞳が…


キラキラと輝いているよ。


アイドル並の輝き様だな…。


「あぁ、俺…。誰が雅人(マサト。ピンキー先輩の本名。)の靴箱に入れたか知ってる。」


「「本当か(ですか)!?」」


なぜモジャ男が…。


「あぁ。でも…」


「なんだよ?」


「言ったら凹むよ?立ち直れないかもしれないぞ?」


そこまで言ったら気になるよね…。


誰がピンキー先輩にチョコレートを渡したんだ!?


「……覚悟はできた。誰だよ?」


ピンキー先輩は、深呼吸をするとモジャ男に聞いていた。


「三年と二年の男共。計24人。」


「「……………はぃ?」」


私とピンキー先輩は、ポカーンと口を開けてモジャ男を見た。


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