狼さんの好きな人
「なに私の生着替えを見ちゃってるんですか!!寝てると思って着替えてたのに!!覗きですよ!!の・ぞ・き!!」


ポカポカと怒り任せにモジャ男の胸を叩いていると、


「そんなに怒んなって。下着を見られたくらいで。」


そう言って私の手をパシッと受けとめた。


「怒りますよ!!」


「まぁまぁ。そのうち、俺に見られるのが当たり前のようになるから。」


はぃ…?


「どうしてですか!?」


「そんなの決まってんだろ。俺の彼女だから。」


「??意味がわかりませんよ。」


「…ハァ。じゃあ、今から教えてやるよ。」


モジャ男は、私の頭をぐいっと引き寄せると優しくキスをした。


「んッ!?ちょ…枢…ッ…」


すぐに唇を離すと、私の首筋に舌を這わせた。


その瞬間…


「んッ…」


と、声を出してしまった。


「お前、首筋感じるんだな。なぁ、コレ誰につけられたんだよ。」


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