狼さんの好きな人
「だったら、今から掃除するから!!!!お兄ちゃんは、消臭剤や芳香剤買ってきて!!」


「はぁ?明日でいいだろ?」


「文句あんの?誰がお兄ちゃんの部屋を綺麗にしてると思ってんの?」


「……わかったよ。」


お兄ちゃんは、そう言うとその場から立ち去った。


とりあえず、部室の窓を全開にすると職員室からいらないダンボールを数個貰って来た。


捨てるもの、いるもの、ガラクタ…とわけて入れ始めた。


えーっと…


ジャージは、いるもの…


パンは…っていうかカビが生えてる!!最悪!!捨てるもの!!


DS、PSP、iPodは、ガラクタ…


げ…


何これ…


エッチな本が山積み…


学校で見るなよ…。


お兄ちゃんの部屋にもあるから、こういうものには免疫がある。


即、捨てるものへ…。


ていうか、どうしてトランクスが…。


今、はいてないってこと?


とりあえず、いるものへ…。


.
< 8 / 411 >

この作品をシェア

pagetop