12月になれば
何日か経ってからカンディと私は西先輩の居る3年のクラスに行った。
「西先輩。」と呼びかけるといつものように、にっこりと笑いながら私達二人の方に近付いて来た西先輩。
これからのことについて話し合いたいと言った私達に対して「丁度良かったわ。私も話したい事あってん。放課後部室行くから。」
そう言われ、てっきりコンサートのことだと思った私達だったけれど、放課後部室に来た西先輩から出た言葉は私達二人が愕然とするには十分な予想外の内容だった。