12月になれば
「それやったらあかんねんて。」と、かおりん。
「そうそう、ちゃんと活動してる部に居ったってことが重要なんやから。特に音楽関係の進路は。」
カンディが続けて言うと「面接ですか?」と1年でトロンボーンの鈴木ミカが聞いてくる。
彼女は中学でも同じ吹奏楽だったけれど、中学の時はクラリネットを吹いていた。
なかなか真面目で責任感も強い。
「うん、面接ン時に聞かれるやろうからなぁ~。音楽希望で華道部とか茶道部ってどうなんって感じなんとちゃうかな。」
カンディが言うと、あ、ほんでかぁ…と、リュウも納得したようだった。