COOLな彼女×HOTな彼氏
「てか、何で名字教えたんだ?」
あーやっぱりびっくりさせたかな?
そりゃそうだよね。
偽名?!ってなるもんね。
「わたし、桃って嫌いなの。なんかわたしに合わないし。‥だから、名字を教えた。……したら夏樹に呼ばれるたび、超喜んでる自分がいて‥」
うんうん、と相槌を打って
夏樹は聞いてくれた。
「じゃあ今から桃って呼ぶわ♪」
「えっ?なんで?!」
「だって、俺が名前を呼んだら、好きになるかもしんねーじゃん。」
「なるのかな?」
「ならせてみせるよ。なっ、桃?」
うわっ、不意打ちじゃん!
「‥無理。恥ずかしいって」
顔を背けていやがると
ギュッと抱き締めて
耳元で
「桃、大好き」
ちょ〜っ!
恥ずかしくて死んじゃう!!
こんなキャラじゃないし!(笑)
「って今日はここまで☆」
バッと腕を話す夏樹。