ヤンキー
それから、佐奈のお説教タイム・・・(モチ、俊にだよ)


『ゴメンって』

『知らない』


佐奈って、優しいけど、ムキになる時の方が多いよーな・・・


『そーいえば真由、環境部に入部しな「却下」


佐奈が言い終わる前の却下発言


「あたし、そーいう面倒な事に関りたくないんだよね」

『なんで?環境部なんて、面倒じゃないよ!』


きっと環境部、廃部になるから、部長として部員を増やしたいんだろうけど


「あたし入れたら、余計に部員、減るよ?」

『う゛・・・』

「ね?だからヤメヤメ!」


それからあたし達3人は、地元をブラブラして、別れた


『じゃーね、真由!』

『あんま、ケンカすんなよ!』

「うっさいよ、俊!佐奈、友達の待ち合わせ、遅れないようにね!」

『了解!バイバーイ』


あたしは佐奈と俊と別れて、家に向かう途中・・・


『さーさーきーさんッ!』

「?!?!?!?!」


そこには、昔、あたしとケンカして、警察に連れて行かれたはずの、今井遥と、その他大勢がいた


「どーして、ココが・・・?」

『どーしてって・・・あたしの舎弟等が、女ヤンキーにボコられたって聞いて、姉貴としては、黙って見過ごす訳にいかないんで・・・』

「アンタの舎弟ボコった覚え、ないんですけど」

『じゃぁ、昔の借りを返しに来たんだと思ってください』

―ドスッ

「ッ―!!」


遥の拳があたしのお腹に当たり、鈍い音を出した


『あれれ??伝説のヤンキーも、たいした事ないんですね』

「―笑ってられるのも、今のうちだと思いな・・・」

『はぁ?意味分かんな・・・』

『あ・・・姉貴!コイツ、笑ってますよ!笹木が笑うってことは・・・』

「何ゴチャゴチャ言ってんだよ!早く来いよ!」

『(笑)・・・ぉらー』

―ドスッ  バキッ  

『ぅぅ゛・・・』

「はぁ・・・」


わずか3分で遥とその他大勢をボコった直後―

♪~♪~♪

姉、亜美の死を告げる病院からの電話が入った

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